人が生きていく上で、必ず、悩んだり、腹立ったり、喜んだり・・いろんな感情を抱きます。
友人関係、就職、転職、結婚、病気・・生き方、自らが人生の決断をしないといけないことも、必ず、あると思います。
そんなとき、迷えば迷うほど、親御さん、身近にいる友人、知人、先輩、先生にご相談されることでしょう。
ただ、それは相談に乗ってくれる人の経験や生き方に大きく左右されます。それが間違っているわけではありません。
でも!もし、親御さん、身近にいる友人、知人、先輩、先生以外に、プラス強力な人生指南者がいたら相談しようと思いますでしょ。
前置きはこのあたりで・・本題いきましょう。
私の友人に面白い者がおります。
学生時代の友人です。同じ体育会でしたのでいつも学ラン姿でした。
彼は努力家でストイックな性格の持ち主です。
努力家の甲斐あってか超難関の資格を取り、その後、独立しました。もう数十年?経つのでしょうか。
面白いことに、ふと振り返ってみたら、彼は●●●の専門家なのですが、私に対してその専門的な話をしたことが一切ないことに気づきました。全く。ただの一度も。
まあ、私に専門的な話をしても分からないだろうし、意味がないことだと思ったのかもしれません。
ただ、そんな彼は武道とかカラダのこととか、とにかくマニアックな話はしてくるのです。
正直、ついていけないときも・・。
また、歴史や哲学的なこともたまに教えてくれました。
本をよく読み込んでるなとすぐに分かります。
そんな彼は、「人生の生き方」にこだわりがあります。それにそぐわないときは、ストレートに苦言を呈してきます。いわれた方は心穏やかではありません。
が、その生き方を身に着ければ、自分にも徳になりそうな部分もありますので、我慢して耳を傾けています。
ん・・なるほどなぁ。数日経って理解できます。
なので、彼を作っているものは何なんだろうと、何がベースになってるだろうとず~と気にはなっていました。
そんなある日、彼が、突然、ある本を薦めてくれました。
「オレ、ここになにがあるのかいつも探しているんだ」と。まるで宝探しのように。
それが『中国古典名言事典』。
「あちゃ~!中国古典?興味ね~!かも・・」
「何が面白いんだろう!しかも分厚いし!わけわからなそーだし!」
彼は20代でこの本(表紙が古いバージョン?)を手にしたらしいのです。
20代でこの本、買うか???当時、9000円近くしたとか。
高校生のときに英和辞典に出てくる単語を片っ端から覚える学生がいましたが、それをこの年になってから・・、また読むの?っていう気持ちになります。
やはり、事典ですからね。それなりの厚さはあります。
それでもと思い、神戸の三宮のジュンク堂に行き購入しました。
ぱらぱらとめくってみると、意外や意外。
読みたくなる・・というよりは調べたくなる衝動に取りつかれます。悩みが大きければ大きいほど調べたくなるかも。
だって、人生に悩んだとき、どう対応しようかと考えたとき、いい方法を探そうとしますよね。
その答えが・・天才的先人が悩みに悩んで出した答えの集まりが載っているからです。
人との接し方、進むべき方向・・。
この本は正解でした。
私のように本嫌いでも読みやすい?進むべき方向性を探しやすい本だと思います。
読み物というより、生き方を探せる本だからです。
頭から読み込む本ではなく、そのときそのときに自ら調べて指針を探す?本です。
人生の教科書ガイドでしょうか。
一度、お読みいただいては、いかがでしょう・・。