「何も相続でもらってません!」
そうですか・・。
今回も作家、五木寛之さんの『こころの相続』を見ていきたいと思います。
●甲子園の入場行進・・
昔、農業という学習課目で、田植えをする際、水のはった水田に足を入れるとズブズブと沈む。
移動するためには膝を高く上げなければならなかった。
この歩き方が、高校球児の行進の歩き方にそっくりというくだり。
私も幼いころ、5、6歳だったでしょうか、実は田植えの経験があります。
田んぼの端と端で太い糸を張り、その糸に沿って皆が一列になって、苗を植えていきます。
足を取られて水の張られた田んぼに、しりもちつきそうに何度もなりました。かなり疲れました。
ただ、休憩の時、親戚みんなと田んぼのあぜ道に腰を下ろして食べたおにぎりが「めちゃくちゃうまかった~っ」という記憶がよみがえってきました。
これは、農耕が始まった弥生時代からの日本人全体の相続?
●食事をする前、箸をとる前に手をあわせるしぐさ・・
「いただきます!」
小さいころ、ご飯を食べる前に言ってませんでしたか?
私は言ってた記憶があります。
今はどうか分かりません。
でも、小さいころ、ん?、学生時代の部活のときも手を合わせて、それからご飯食べてましたわ。
これも家庭内からの相続じゃないかとふと思いました。
まわりの部員も同じように手を合わせてたなぁ。
でも、最近、手を合わせてから箸持ってないなぁ・・。
あかん。知らんうちに、相続放棄しとるし。
最後に、五木寛之さんがおっしゃってたことを記載しておきます。
無意識の相続を意識化することで、こころの相続財産を増やしていくことは意味のあることです。