私の友人にAくんがいます。
Aくんは社会人になってからずっと、ほとんどが営業畑でした。
そばで見ていて話しかけやすい人柄で無理に商品を勧める感じが一切ない人です。
どこの会社でもそれなりの成績を収める人でした。
しばらくぶりにAくんと話をする機会がありました。
Aくんは認知症の母親の面倒を看ているとのことでした。
Aくんは母親との2人住まいです。
朝、早く起き食事を作り、母親に食事を取ってもらい、朝、デイサービスに送り出します。
その後、自分の田んぼの仕事を午前中に済ませます。
時間があれば、歩いて体調を管理しています。
午後からは、時間に都合のつく”軽くはない”労働をこなしています。
一定の時刻になったら、もしくは、母親の状態が悪くなったら施設から連絡が入りますので、帰宅しています。
その後、晩ご飯を作るらしいのです。時には作ることがつらくなり、最寄りのスーパーに買い物に行くそうです。
母親に晩ご飯を食べてもらいます。
下の世話もしています。
夜遅くなってからやっと自分の時間です。
大好きなお酒を一杯。二杯。そして、意識が無くなり自然に寝ているそうです。
介護がなければ、彼は一般の会社に勤め、それなりの実績を積んでいたでしょう。
でも、彼は介護の道を選択しました。
もっとやりたいことはあったでしょう。
でも、彼は介護の道を選択しました。自分より母親の介護を選びました。
つづきはコチラから ⇓ ⇓ ⇓ ⇓